CPIサーバ 導入事例(1)
有限会社モトヨシフォトスタジオ様
木更津市で57年続く写真館「モトヨシフォトスタジオ」様。1996年(平成8)より記念写真撮影などの用途にデジタル機材を導入。以来、撮影データの保存と取り扱いについて最適な手法を模索されて来られました。今回は同写真館の代表取締役である本吉昭彦様に、弊社の取次商品であるCPIサーバの導入について、その経緯と活用法などについてお伺いしました。
業種 | 写真館 |
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代表者 | 本吉 昭彦 様 |
所在地 | 千葉県木更津市 |
ホームページ | http://www.motoyoshi-photo.jp/ |
CPIサーバ導入時期 | 2011年2月 |
ご利用プラン | 無制限(共用プラン) |
料金 | 3,990円(月額) |
導入以前 | 2台の外付HD+NASに分散保存 |
導入動機 | 同業が地震でHD内のデータを消失 |
導入目的 | 納品前(仕掛)データの複製保存 |
2012年5月現在、初期費用(工事費)21,000円が無料となっております。別途ドメイン取得代行費用が必要となる場合があります。
同業が地震で撮影データを消失、災害リスクへの備えを決意。
導入された理由をお聞かせください。
同業が地震に遭い、外付ハードディスクに保存していた撮影データを消失するというトラブルに見舞われたことを知り、私も何か適切な予防策をと模索していたところCPIサーバの存在を知りました。外部のサーバにバックアップしておけば事業所が火災や地震などの災害に遭っても、最悪、仕掛の撮影データは守られると思いました。
CPIサーバ導入以前はどんな方法でデータを保存されていましたか?
最低でも外付ハードディスク2台に元データと同じものを複製・保存していました。また近年ではNAS*も導入しています。このNASには1つの筐体に4つのハードディスクがビルトインされており、それらに分散して記録するようにしていました。
*Network Attached Storageの略。ネットワークに直接接続して利用できる記憶装置のことでハードディスクなど外部記憶装置に加え、システムや通信機能などネットワーク接続に必要な機能を備えているため、LANなどに接続すればファイルサーバーと同じように利用することができるメリットはあるが、物理的な障害に弱く、いざトラブルに見舞われるとハードディスク以上に復旧が困難とされている。
NASでは不安でしたか?
事業所内にデータを置いておくということではハードディスクの延長のようなものであり、災害などでダメージがあればすべてを消失しかねません。それに機器本体の価格が25万円程度と高価なこと、仮に個々のハードディスクに障害が生じると復旧が困難で、かつ換装しようにも、新しいハードディスクを動かしているドライバーソフトのバージョンが購入時点と異なっているような場合はそれすら難しいといった点もネックになりました。そうせずに済むためにはNAS導入時に予備のハードディスクを併せて購入しなければならず、それでは意味がないと思いました。
ちなみに現在、それらの機器に保存しているデータ量はどれくらいですか?
今のところ、作業済みの画像データも処分せずに保存したままでおりますので合計で3TB程度となります。
何があっても失くせない仕掛データをトラブルから守る。
CPIサーバにアップするのは主に仕掛の撮影データです。それらは写真という商品にして一旦、お客様にお渡ししてしまえばあとは事業所内の記憶装置に保管しておけばよく、こちらは最悪消失しても致命的な問題は生じません。要するに写真館のイノチである納品前のデータを保存するための手段がCPIサーバです。
一種の保険ですか?
写真データ1枚で約10MBあります。容量を気にしないで月々4千円の利用料金で済むのでまさに保険といったところです。
導入後、トラブルなどはありませんか?
サーバに関しては一切ありません。外付ハードディスクにアクセスできなくなったことがあり、市販の復旧ソフトでデータを復旧したことがある程度です。しかし、仮に復旧できなかったとしてもサーバに元のデータが保存されていればいつでも作業を再開できます。その安心感は大きいですね。
地震や火災に強いスタジオ。しかし想定外の事態は起こり得る。
ところで、モトヨシフォトスタジオ様は歴史のある写真館だそうですが?
父が昭和28年に創業しています。木更津という街は戦時中に航空隊が置かれたこともあって当時から写真館がいくつもあったと聞いています。兵隊が出征記念に写真撮影をするなど需要があったのでしょう。もともとうちは祖母が助産院を開業しており、父がその一角を借りて細々と商売を始めたようです。
まあたらしいスタジオですね。
平成8年に全面改装をして今に至っています。それまでは木造でしたが、今は軽量鉄骨造。地震や火災にも強い構造にはなっていますが、それでも想定外の事態はあり得ます。その“万が一”に備えてのCPIサーバ導入です。
客先は一般のほかにはどんなところがありますか?
行政や公共機関などからの引き合いもありますが、やはり学校関係、卒業アルバム用の写真撮影や製作が多いですね。現在、地元の5校について請け負っています。
子どもたちの貴重な瞬間を確実に残すためにも。
卒業アルバムというと撮影するカット数も膨大ではありませんか?
その通りです。アルバムに掲載されているカットだけでも相当数ありますが、そうでない未使用分も含めればそれこそ数え切れないほど撮ります。
撮影も長期に渡るのではありませんか?
ええ、入学式から始まって卒業式の直前まで生徒たちを追い続けます。ですからその間にもしもデータ消失などのトラブルがあれば、事業継続困難や信用問題といった事態に発展するだけでなく、子どもたちやその親御さんたちにとってかけがえのない“思い出”を消し去ってしまうことになりかねない。写真館としては、それだけは絶対に避けなければなりません。仮に何かあっても、CPIサーバに保存しておけば、子どもたちの貴重な瞬間をしっかり残してあげられます。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
弊社山本(左)と本吉様(右)
閲覧数 4,723 views | 更新日 12.05.23