言葉をコントロールするー対岸の火事にするのではなく
また責任の大きな人の言行が多くの人の感情を逆なでして、なすべき仕事に着手できずにいる、なんとも繰り返される出来事ですが。
過去に何度もこれに似たことが起きて来ました。それでも繰り返されてしまうのは、おそらく対岸の火事にしてしまっていたのでしょう。誰でもしゃべることが出来るのですから、言葉に関係する失敗を見て我が身を正す謙虚さが、必要ではないでしょうか。
言葉に関係した失敗は後々残ります。今回の事も参考にして自分の身を正したいと思います。
また責任の大きな人の言行が多くの人の感情を逆なでして、なすべき仕事に着手できずにいる、なんとも繰り返される出来事ですが。
過去に何度もこれに似たことが起きて来ました。それでも繰り返されてしまうのは、おそらく対岸の火事にしてしまっていたのでしょう。誰でもしゃべることが出来るのですから、言葉に関係する失敗を見て我が身を正す謙虚さが、必要ではないでしょうか。
言葉に関係した失敗は後々残ります。今回の事も参考にして自分の身を正したいと思います。
日本の文化でしょうけれど、大事なことも曖昧にしてその場をしのぐことが一般的です。それぞれ自分の都合の良いように解釈して満足してしまいます。
しかしながらシステムを預かる人は、ことシステムに関しては極力曖昧さを排除して、明瞭なメッセージを顧客に伝えることが大切です。顧客はコンピュータシステムに関しては知識が乏しいかもしれません。話しても解らないと思えることもあるでしょう。しかしながらそれこそ知識の乏しい人にもわかる言葉で、曖昧さを排除し理解していただくようにしましょう。
なぜ顧客が明瞭に理解する必要があるのか? もしいつも曖昧な説明しか顧客にしないで、顧客に「わかりにくい」という印象しか与えていないなら、顧客はシステムについて詳しくないので、何かトラブルが発生した時、自分たちのミスなのによく理解していないのでシステムの開発者のミスと判断します。もし顧客がそう思い込んでしまうに任せると、開発者だけが悪者になり、ビジネスの継続が困難になります。結局顧客にとっても、開発者にとっても不幸なことになります。
しかしながら開発者がいつも明瞭にわかりやすく説明しているなら、トラブルが発生した時に顧客は開発者の話を聞く体制になっているので、本当の理由と対処法をすんなり聞いてくれます。すんなり解決しお互いに満足します。
具体的にどの様に明瞭にメッセージを伝えるかは次回に。
責任のある人が発言するとき、それがもし現実不可能なことだったら即信頼を失い、今後の会社や仕事のマネジメントに多大な障害をもたらします。そんなことは当たり前と思うかもしれませんが、世間では散見される実態です。
「根回し」という言葉は悪いイメージがありますが、本当に決めたことを実現したいならば、関係する人と相談することは必須です。結構相談しないで失敗するのは「事実誤認」で、言い換えると「思い込み」ですが、これが発言後とんでも無いことになります。自分より事情に通じている人がいるといつも意識することは大切です。
最近のニュースを聞いて感じるのは、責任の重い方々の発言がおもわぬ物議をかもして、そのために貴重な時間を奪われていることです。今が大震災の大変な時期で、気持ちが急くのも解るのですが、ご自分の発言が他の人からどんな感情や行動を引き出してしまうのか、熟慮されたのだろうかと思います。
言葉はブーメランのようで、必ず自分自身に帰ってくると私は思っています。自分の発言が自分自身に突きつけられてしどろもどろになりたくないといつも思います。他の人たちにどんな影響を与えるかは想像力を働かせないと推察できないので、自分の言葉をコントロールするとは想像力を働かせることと思います。
想像力を養うにはメールやネットばかりしていわば「受け身」の情報交換ばかりしないで、直接人と会って会話したり、活字の多い本を読破してみたり、手紙を直筆で書いてみたり、いわゆる「アナログ」な情報手段で自分を鍛えることが大事と思います。自分の五感をフルに生かして意思を伝えることを忘れないように、若いエンジニアには希望するところであります。