思いがけないリスクに備えるためには
幾つか普通では起きないような、でも起きたときには致命的な結果になりかねないリスクを取り上げてきました。起きないならそれは幸せなことですが、起きたときの備えを真剣に考えている方もおられることでしょう。
弊社は高機能、高性能レンタルサーバをご提案しています。近日中に弊社ホームページがリニューアルします。どうぞご注目ください。
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最近のノートPCは、ノートパソコンのセキュリティチップというものと、ハードディスクの組み合わせをチェックして、ハードディスクを外しても読み取ることができない仕様になっています。そのような仕様になっているノートPCは盗まれてもデータが漏れることはありません。
しかし、もしノートPCにしかデータを保存していないならデータの漏洩がなくても失うことには変わりがありません。ましてや自分の家や事務所が盗難の被害にあって、デスクトップPCや外付けHDDが盗まれたら、そして安全な場所にデータのバックアップがなかったらどうしましょうか。
このリスクにどんな備えがあると思いますか?
昨日まで何も問題のなかったPCや外付けハードディスクが、朝電源を入れたとたんに何も反応しないという経験はしたことがありますか。私は幾度か経験したときまっさきに思ったことは「いつ最後にバックアップをとったか?」ということでした。
外付けハードディスクやDVDにデータをバックアップしていればいいのですが、時としてそのハードディスクやDVDが読み込めないというトラブルに遭うと何もできないという最悪の事態になります。PCのトラブルが周辺機器まで及ぶような事故がおこることもあります。突然の停電がおこったとき、一度にすべての機器のトラブルが起こる可能性もあるのです。
ではこんなリスクに備えるにはどんな手段がほかにあると思いますか?
いままでのブログで自分の事務所や家の中でデータをバックアップする方法について取り上げてみました。現在大きなハードディスクはとても安価になっており、いくらでも情報を記録することができるようになりました。ブログでも書かせてもらいましたがそれぞれに気をつけないといけないポイントもあります。長所を理解し注意点を押さえておけばかなり安心となるでしょう。
しかしながらもしあなたが絶対に失いたくない、失うと自分の仕事に取り返しのつかないことになるような電子情報をお持ちならば、自分の手の届くところでバックアップをするだけで満足していてはいけません。それだけでは万全を期しているとは言えないのです。それは何故かって? それはまた次回に書かせてもらいます。
NASというのは「ネットワークアタッチッドストレージ」の略でLAN環境に直接接続して使用するハードディスクのことをさします。外付けハードディスクはPCにUSBで接続して使用し、共有設定をすることでLAN環境で他のPCから読書きできますが、NASはそれ自身がひとつのコンピュータですので、設定をすればLAN環境だけでなく外部ネットワークからも読書きできるものです。外付けハードディスクよりもさらに便利に使用でき人気があります。
NASのバックアップは便利なのですが気をつけないと後で困ることがあります。NAS自身がひとつのコンピュータで、大概ウィンドウズではないOSでハードディスクの管理をしています。ですから万が一NASのハードディスクが壊れたとき、NASを分解してハードディスクだけを取り出しても、ウィンドウズでは中身を見ることができない恐れがあります。壊れたらメーカに修理してもらう必要がありますが、ハードディスクの中はすべて消去されてしまうことが予想されます。ですからNASが全く安全なバックアップ先ではないことも覚えておくことが大事です。
パソコンのUSBに外付けハードディスクを接続し、大切なデータをバックアップしておられる方も多いと思います。光ディスク(CDやDVD)よりも読み書きが安定しており、読込も速くとても便利です。共有の設定をすればLAN内のパソコンからも読み書きが可能になります。バックアップの手段としては最もポピュラーな媒体でしょう。
この媒体で不安材料なのは、電源障害が起きたときに壊れてしまうことがあります。例えば落雷が近くでおきて、過電流が流れたときに、または接続しているパソコンの電源がショートしたときに一緒に壊れてしまうこともあります。電源障害を未然に防ぐためにUPS(無停電電源装置)を一緒に使うことをお勧めします。
情報のバックアップとして光ディスク系(CDやDVD)を使う人も多いと思います。手軽で容易に安全な場所に保管できる利点があります。媒体も安いので手軽なバックアップの方法としてはいいと思います。バックアップの習慣を身につけるにも最初はいいのではと思います。
心配な点は①傷つきやすい②時々光ディスクドライブとの相性が悪くて読み込めない③ディスクの品質に若干のばらつきがあるということです。確実にバックアップして必要なときには必ず使えるようにしないといけない情報にとってはあまりお勧めしない媒体です。
情報がアナログな媒体からデジタルな媒体になって、個人また会社の扱う情報が爆発的に増加しました。そして情報そのものが価値を持つようになり失ったときのダメージは計り知れないものとなりました。
昔情報がアナログな媒体だった頃(紙や音声テープなど)は、そこにある情報を守るために別の紙に書き写したり、新しいテープにダビングしたりしました。カビが生えないように風通しのよい場所に保管したり、耐火金庫に入れたりしました。デジタル化になって情報を複製することがとても容易になり、その手軽さから昔ほど情報を守るという意識が薄れてきたように個人的には感じています。
でも今の時代は情報を失ったときのダメージが過去とは比べ物にならないほど大きくなりました。では大切な情報を如何に守っていくか? それは安全な場所にバックアップしていくことです。では安全な場所とはどんな所なのか?これについては次回にて。