言葉をコントロールするー曖昧さを排除すること
日本の文化でしょうけれど、大事なことも曖昧にしてその場をしのぐことが一般的です。それぞれ自分の都合の良いように解釈して満足してしまいます。
しかしながらシステムを預かる人は、ことシステムに関しては極力曖昧さを排除して、明瞭なメッセージを顧客に伝えることが大切です。顧客はコンピュータシステムに関しては知識が乏しいかもしれません。話しても解らないと思えることもあるでしょう。しかしながらそれこそ知識の乏しい人にもわかる言葉で、曖昧さを排除し理解していただくようにしましょう。
なぜ顧客が明瞭に理解する必要があるのか? もしいつも曖昧な説明しか顧客にしないで、顧客に「わかりにくい」という印象しか与えていないなら、顧客はシステムについて詳しくないので、何かトラブルが発生した時、自分たちのミスなのによく理解していないのでシステムの開発者のミスと判断します。もし顧客がそう思い込んでしまうに任せると、開発者だけが悪者になり、ビジネスの継続が困難になります。結局顧客にとっても、開発者にとっても不幸なことになります。
しかしながら開発者がいつも明瞭にわかりやすく説明しているなら、トラブルが発生した時に顧客は開発者の話を聞く体制になっているので、本当の理由と対処法をすんなり聞いてくれます。すんなり解決しお互いに満足します。
具体的にどの様に明瞭にメッセージを伝えるかは次回に。
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