私の住む君津市は震災から３週間以上たって、震災前のふいん気に戻りつつあるようです。あれだけ長蛇の列だったガソリンスタンドに並ばずに入れます。水のペットボトルは自販機でも買えます。あれだけ続いた停電もないので、震災の最中にあることを忘れそうになっていました。しかし夕方家族と食事していた時あの緊急地震警報の、あの不気味な音が聞こえ、子どもが怖がるのをなだめることになり、現実に引き戻されました。まだ震災の最中だったことを。
幸い地震が起きずほっとしているところを見ると、自分も地震が怖いんだということを実感しました。そう、まだ何も終わっていないのですね。
朝９時２０分ごろから停電が始まり、１１時２０分ごろまで続きました。真冬の寒さでかなり厚着をしないと仕事に集中できませんでした。被災地の方々の苦しい状況には比較にならないものですが、暖房のないことの大変さがよくわかりました。
午後２時ごろから生活必需品を買いに近くの大きなスーパー「アピタ」へ行き買い物をしましたが、皆さん買いだめなどもせず、整然とレジに並ぶ姿には感動しました。こんな善意があるならまだ希望が持てそうです。食べ物も今日はかなり店頭に並んでいました。もう少し頑張れば状況は好転しそうです。
夜の停電は午後４時５０分ごろから午後７時５０分ごろまででした。家族と懐中電灯の灯りの下で食事をして、薄暗い部屋の中で過ごしていたところ、窓の外の月灯りが今日は特に明るく感じられました。
今日は地震がないのかなと甘い期待をしていましたが、午後９時４０分ごろあの緊急地震警報が鳴り響き、大きな余震がありました。まだまだ地震は私たちに牙をむいています。
朝１０時２０分から停電の予定でしたが、中止になりました。
節電にもなるからと、妻がお昼のお弁当を作って、家族みんなで近くの公園で
食べて、周りの騒然としたふいん気をすでに感じている４歳の息子の遊びの相手をしていたら、突然緊急地震警報のサイレンが鳴り響き、息子が怖がってないてしまいました。それからすぐに不気味に地面が揺れて、ベビーカーにいる6カ月になる娘とともに家族４人で公園でじっとしていました。あの緊急警報のサイレンが子供たちに恐怖心を煽っているようで、とてもかわいそうでした。
夕方は何事もなく過ぎ、子供たちが眠ったこの夜２２時４０分ごろ再び大きめの地震がきました。子供たちは目覚めなかったので一安心しました。
明日は明日の戦いがありますね。どうぞ御身大切になさってください。
