トラブルが発生したときにまずすべきことは
あなたの担当するシステムにトラブルが発生して、お客さん(または社内)から一報を受けたとき、ます「嫌だな」という気持ちになるのは自然なことです。そんな時は気持ちを落ち着かせてから電話または話を聞きましょう。そこから既にトラブル対応は始まっています。
おそらく話の主はいきなり「これこれのプログラムを動かしていたらエラーが出た」と言うことでしょう。つい最近そのプログラムを修正していたらその部分を疑うのは自然なことですが、原因は違うところにあるかもしれないと疑うことも大切です。それは全く別の原因で起きているかもしれません。そもそもユーザが見ている「エラー」と呼んでいるものが、プログラムの異常な動きによるメッセージなのか、プログラムで書いてあったメッセージ類なのか、それともOSが発した警告のメッセージなのか確かめる必要があります。
つまり話の主の言葉をすぐに鵜呑みにするのではなく、こちらに考える余裕を作ることが大切です。ですからまず気持ちを落ち着かせ、頭を冷静にして取り組みましょう。
次は問題の原因を確定させる手法について書いてみます。
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