問題の原因を的確に見つける(1)
ユーザがプログラムの実行で問題が発生したことを伝えてきたら、その解決のため問題の原因を的確に見つけなければなりません。
原因の捜索は消去法で行います。今のコンピュータシステム環境の多くは、サーバを幾台のコンピュータで検索操作をしたり、データ更新を行います。ですから社内のネットワークに問題が発生していればプログラムの実行に支障をきたすわけです。ネットワークの問題か判断する簡単な方法は、インターネットが見られるかどうかです。見ることが出来なければ一台のコンピュータで見られないのか、ほかのコンピュータでも同じかを確認します。もし事務所のすべてのコンピュータがネットにつながらないなら、ネットに繋ぐ要となるルータに問題が発生しているか、Lan環境の要となるLanスイッチ(ハブ)に問題が発生しているかもしれません。このときはルータ、またLanスイッチを再起動します。そしてすべてのコンピュータを再起動します。これでもしインターネットに繋がるようになればネットの環境は正常に戻りました。再度問題が発生したプログラムを実行します。
ネットが繋がらないのが、プログラムを起動しているコンピュータのみの場合、そのマシンのみ問題が起きていることが考えられます。一度再起動してそれでもネットが繋がらない場合、マシンのネットワーク関連の不具合が考えられます。そのマシンが故障したことも考えられますがそれを確認するため、事務所のほかのコンピュータで問題のプログラムシステムを起動してみて、正常に動くならば問題を起こしたマシンの固有の問題が起きていると判断できますので解決に取り組みます。
ネットに繋がるもプログラムの問題が発生するならば、プログラムまたは登録しようとするデータの問題があると考えられます。ここから問題をさらに見つけていくプロセスについてはまた次に。
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