”自信満々”な技術者にはご用心
私がプログラマーとして新人だった20年以上前に出会った技術者の中には、自分の能力に自信たっぷりで結構威張っている人がいました。でもそんな技術者もちょっとした仕事の行き詰まりを経験して、その仕事から逃げ出してしまい、その人が投げ出した仕事を自分が引き継いだということがあります。
自分の能力に自信を持つことは悪いことではありませんが、誇示するようなものでもないと思います。自分が何でも知っているわけではないということを認めてしまうと気も楽になります。知らないことがあって当然で、知らなければ知っている人に教えてもらえばよいのです。
では何か仕事を依頼した人が”自信満々”な技術者だったらどうすればよいでしょう。私の経験から言わせてもらうと、その人の話すことを信じるように見せてきちんと正確さを確認していき、不都合がある場合ははっきりとまずいところを指摘できるようにします。くれぐれも話されることを鵜呑みにしないで調べてみましょう。